前回はコードの基本形である三和音(トライアドコード)、そして、そもそもなぜコードネームを覚えた方がいいのか、ということについて学習しました。
今回は基本形以外のコードバリエーションについて、学習していきたいと思います。
コードにはどんな種類があるのか?
単純にコードの種類といってもたくさんあります。
例えばコードの種類と押さえ方のパターンを確認できるこのようなサイトがあります。
ピアノコード一覧 楽器.ME
はい、数百種類ありましたね(苦笑)
このサイトを見て「まさか、これを全部暗記しなきゃいけないのか…(涙)」と不安になった方もいるかもしれません。
でも安心してください。確かに鍵盤の押さえ方はこのくらいの数ありますが、丸暗記する必要はないのです。
コードの仕組みが分かってしまえば、いくらでも応用が利きますので、さっそくその中身を学んでいきましょう!
コードの種類について
ここからはコードのバリエーションとして「Cコード」を例にとって説明します。
説明用の鍵盤に表記されている数字は、基準となる音「C」から数えて何番目の鍵盤を押さえるかが示されています。
以前の音程(インターバル)に関する記事でも触れましたが、手っ取り早く覚えるには何番目の鍵盤をおさえるか…ってのを覚えちゃいましょう!
メジャーコード
表 記:C(シー ※メジャーは通常省略することが多い)
鍵盤何個目:ルート + 5番目 + 8番目
度数で表示:ルート + 3度 + 5度
マイナーコード
表 記:Cm(シーマイナー)
鍵盤何個目:ルート + 4番目 + 8番目
度数で表示:ルート + 短3度 + 5度
ディミニッシュコード
表 記:Cdim(シーディミニッシュ)
鍵盤何個目:ルート + 4番目 + 7番目
度数で表示:ルート + 短3度 + 減5度
オーギュメント―コード
表 記:Caug(シーオーギュメント)
鍵盤何個目:ルート + 5番目 + 9番目
度数で表示:ルート + 3度 + 短6度
サスフォー
表 記:Csus4(シーサスフォー)
鍵盤何個目:ルート + 6番目 + 8番目
度数で表示:ルート + 4度 + 5度
セブンスコード
表 記:C7(Cセブン)
鍵盤何個目:ルート + 5番目 + 8番目 + 11番目
度数で表示:ルート + 3度 + 5度 + 短7度
メジャーセブンスコード
表 記:CM7(シーメジャーセブンス)
鍵盤何個目:ルート + 5番目 + 8番目 + 12番目
度数で表示:ルート + 3度 + 5度 + 7度
まとめ
今回はコードのバリエーションということで、主なコードの鍵盤上の押さえ方、音の積み上げ方、実際の響き等について説明しました。
今回紹介した7つのコードフォームについては、始まる音(ルート音)をずらしていけばそのまま他のコードになります。
音は全部で12音ありますので 12音 × 7フォーム = 84コード
今回だけで、ゆっくりやれば84ものコードを覚えたことになります!
さて、ここでもう一度冒頭に掲載したコード一覧表をご覧ください。
ピアノコード一覧 楽器.ME
いかがですか?
各コードの種明かしが分かってから見ると、全部同じルールで出来上がっていることがお分かりいただけると思います。種類の多さはたいしたことないんです!
今回でコードの基礎的な部分について、ある程度学んでいくことができました。次回は実際曲の中でコードを使っていくうえで重要になる「コードの転回形」について学んでいきましょう。
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