J-WAVEと六本木ヒルズの主催で2008年からフリーライブとして開催されている「TOKYO M.A.P.S」。今年は5/5、6の2日間にわたり、合計9組のアーティストが出演します。
僕は5/5(日)の回に参加してまいりましたので、さっそく会場の雰囲気も含めてライブの感想をお届けしたいと思います!
初めて音楽を聴くアーティストもいましたが、熱いステージで大変楽しむことができました。
TOKYO M.A.P.Sの開催概要
念のため「TOKYO M.A.P.S」とは何ぞや?…ということで、紹介文が公式サイトにありますので、まずはそちらをご覧ください。
J-WAVEと六本木ヒルズは、音楽、アート、パフォーマンスを様々な表現で発信するイベントを2008年より始動しました。J-WAVEと六本木ヒルズがこれまで取り組んできた文化発信をより多くの方々が身近に体感・参加できる特別プログラムイベント「TOKYO M.A.P.S」を毎年5月のゴールデンウィークに開催します。毎年新たにプログラム・オーガナイザーを迎え、その年のテーマに沿ったオリジナリティ溢れる魅力的なアーティストが出演します。
はい、ということです!
今年の「TOKYO M.A.P.S」はohashiTrio EDITIONということで、大橋トリオがオーガナイザーを務め、出演者や登場順等をJ-WAVEスタッフとともに決め、オファーを出していったということです。
その出演者は上記画像のとおりです。
5日はソロや小編成でのアコースティック、6日はバンドという色分けがなされています。
J-WAVE&六本木ヒルズ present
TOKYO M.A.P.S〜大橋トリオEDITION、初日。長岡亮介、秦 基博のライヴ写真とセットリストがオフィシャルサイトに公開されています。#jwave #TOKYOMAPS https://t.co/mXBn1Pj7nv pic.twitter.com/Jr0bkaChyT— J-WAVE LIVE (@jwavelive2000) 2019年5月5日
会場の雰囲気
今回初めて参加するのでどのくらい混雑するかなど、様子がイマイチ分かりませんでした。
念のため早めに…ということで六本木ヒルズへ11時頃到着しました。
すると既に割と長い行列が!!
早い人はいったい何時頃から並んでいるんだろうか?きっと9時くらいから並んでいる人もいるでしょうね。
ただ、11時でも比較的前に場所を確保することができました!(上記の写真です)
アーティストの表情もバッチリ見えます。
自分たちの並んでいた後ろもすぐに長蛇の列になっていましたので、前の方で見たい方は是非余裕を持って出発することをおススメします。
ライブ本編レビュー
大橋トリオ
はい、今回のオーガナイザーを務める大橋トリオがトップバッターです。
なので自分の出番ばかりでなく、冒頭のあいさつや全出演者の出番前に流れる紹介アナウンス等大きな役割を担っていらっしゃいました。
冒頭のあいさつもクールで落ち着いた装いながらも、軽妙な語り口で観客を和ませます。
さて、本編です。セットリストは次のとおりです。
- はじまりの唄
- そんなことがすてきです。
- kite
- 赤い傘
- 窓
①はピアノの弾き語りで何となくはじまりましたが、シンプルなメロディラインが淡々とした歌い方とマッチして、とっても癒されました。
③は今回2組目で登場するKitriモナさんとのデュエット曲です。
kitriは大橋プロデュースで世に出たばかり、まだまだフレッシュさがあふれていますが、すばらしいハーモニーを聴かせてもらいました。大橋さんは鍵盤ハーモニカ―を吹いてました。
⑤は大橋トリオfeat.矢野顕子として共作した曲です。
以前矢野顕子さんがTOKYO M.A.P.Sのオーガナイザーを務めた際に一緒に歌った思い出の曲だそうです。とってもいい曲でした。
全般的に、流れの起伏はあまりないんですが、それが大橋トリオテイストといいますか、とっても癒される空気が漂い、よい時間でした!
Kitri(キトリ)
2019年1月にファーストミニアルバムを出したばかりの、ピアノ連弾姉妹ユニット。
大橋トリオがプロデューサーを務めていることもあって、今回初参加です!
モナさんとヒナさんの姉妹は大変奥ゆかしい、日本女性の空気をもっていると大橋トリオ自ら言っていましたが、そのとおり挨拶や話し方が奥ゆかしく、素敵でした。かわいいですしね!
さて、セットリストです。
- rhythm(リズム)
- 細胞のダンス
- 一週間
- 矛盾律
- 春
- 羅津鳥
ピアノ連弾ユニットなのでピアノを二人で弾くのが基本ですが、具体的な役割としては、ピアノの低音部と中音部を使った伴奏やリフ、そしてメインボーカルを姉のモナ、ピアノの高音部とコーラスの他に、アコースティックギターやカホン、シンセを担当するのが妹のヒナです。
基本的にどの曲にもいえますが、ピアノは単純な伴奏レベルではなく、クラシックピアノ経験者らしく、複雑なパッセージやクラシカルなフレーズを随所に交えながら歌う…というところがすごいです。
今までこういうタイプのアーティストはいなかったと思います。
で、ピアノがパワフルなので歌も…と思いきや、歌は透明感溢れる、キレイなハーモニー。なに?このギャップ…たまりません。
役割分担のところで触れたとおり、妹のヒナは、同じ曲中でもピアノからステージ中央に移り、ギターやパーカッションを行うなど、曲のアレンジにも随所に工夫があり、そういうアレンジ力も楽しみです。
今回聴くことができてよかったです!
TOKYO M.A.P.S。
初日2番手は、姉妹ピアノ連弾ヴォーカルユニットのKitri/キトリ。まるでピアノの発表会のような雰囲気が微笑ましい。満員の客席も思わず頬が緩む。新発見。毎ライヴ前にはオーガナイザー大橋トリオさんが天の声でアーティスト紹介。https://t.co/kvakcSnxgb#jwave #TOKYOMAPS pic.twitter.com/2rBvFs9na6— J-WAVE LIVE (@jwavelive2000) 2019年5月5日
Kitriに関する記事を書きました!こちらもどうぞご覧ください。
浜田真理子
島根県を中心に活動するシンガーソングライター。大橋トリオの是非!というオファーにより参加。
セットリストはこちらです。
- なにもないLovesong
- カノン
- 天使のはしご
- 横浜ホンキトンクブルース
- 夕日が泣いている
- わたしたちのうた
浜田真理子さんもピアノ一本の弾き語りスタイルですが、さきほどのKitriとは一転、ピアノはジャジーそしてブルージーな要素の入ったコード主体の伴奏スタイルで、全般的に大人の魅力がムンムンといった感じです。
②は「最近亡くなった尊敬する人の曲を歌います」…の言葉から始まった曲です。遠藤ミチロウさんのカノンです。
③は5/10から公開される映画「僕に、会いたかった」の主題歌に起用された曲。島根県の隠岐の島を舞台した映画で、EXILEのTAKAHIROさんが主演しています。
④⑤は昭和歌謡のカバーということで2曲続けて披露。ここからはサポートとしてSAXプレイヤーのyurinoさんが参加。より大人の渋さが倍増しています!
ラストの曲も、聴き入ってしまう素敵な曲でした!
浜田真理子、最高でした。島根を中心に活動を続けるシンガー・ソングライター。「何でもある六本木でこの歌を歌いたくて」と一曲目「なにもないラブソング」。二曲目は遠藤ミチロウのカヴァー。PA MIXは久保田麻琴。クイックレポート→ https://t.co/mXBn1Pj7nv
#jwave #TOKYOMAPS— J-WAVE LIVE (@jwavelive2000) 2019年5月5日
長岡亮介
元東京事変のギタリスト、そして星野源のサポートギタリストとしても有名な長岡亮介。
今回はソロでの登場!
ステージに登場した際、ビール缶を片手に登場し、「みんなも飲んでいるって聞いて、俺も飲もうかと」とみんなを笑わせ、その一方で「うわー緊張するー」と漏らし、どっちなんだいwwという感じで、なんともつかみどころがないやりとり。
でも、このやり取りを観客全員が楽しんでいました。
ステージのスタイルは、エレキギター一本と歌のみ。
余計なものは一切ない、非常に男らしい。
で、普通はギター一本だと、アコギでの弾き語りを思いますが、長岡さんの場合は違います。エレキギターのクリーントーンで、リズミカルなリフを交え、非常にテクニカルなギターを披露してくれます。
6弦を常にベースとして使用し、他の弦をコード伴奏に使用。これ、地味に難しいよー。
さすがといったところです。
全部で5曲披露してくれました(セットリストはなくてすみません)
秦 基博
トリを占めるのは秦基博。もう説明の必要はないですよね!
秦基博もギター一本の弾き語りとして登場です。
- 鱗(うろこ)
- トラノコ
- SEA
- 花
- グッバイ・アイザック
- キミ、メグル、ボク
- ひまわりの約束
- 仰げば青空(アンコール)
アンコールも含め大サービスの8曲!しかも、爽やかなポップソングから感動のバラードまで。いやー大満足ですよ。
でも、普段はバンドアレンジで聴いている曲たちですが、アコギ一本で聴いても、伝わってくるのはやっぱりメロディが素敵な完成度の高い曲ってことなんでしょうね。
くどくど、細かい解説は不要ですね。
「(ギター鳴らしながら)今日はこれで終わりですけど」\\\えぇーー!///「あ、いや、違うよ?俺の、俺の出番が、、?、、っはは、日本語おかしいな(笑い出してギターストップ)」「曲が、ではなくて、僕の出番がってことです!笑」俺って素で言うところ好き。 #秦基博 #TOKYOMAPS
— ももちる (@mymym1841) 2019年5月5日
まとめ
フリーライブということで、行列に並んだり、客席も狭かったりと、ちょっと疲れる要素もありましたが、色んなアーティストを一日にたくさん味わえるというの、何よりお得ですね。
アコースティックライブということで、癒し系のアーティスト・曲が多かったですが、連休がもうすぐ終わりを告げる今の自分の心境を癒していれるかのようで良かったです。
都心の真ん中、しかも野外で音楽を味わう…なかなか味わう機会のないと思いますので、是非お勧めしますよ!
Amazonが提供する”Amazon Music Unlimited”は、
6500万曲が聴ける音楽サブスクリプションの中でもトップクラス!
今なら30日無料で聴き放題です。是非この機会に!