ピアノ

【ピアノ教則本】ピアノ独学のためにおすすめしたい教則本特集!

ハノン

以前の記事でピアノを始める際の独学方法について、主に3つのケースがあることを解説しました。

【ピアノ初心者対象】ピアノ教室と独学のメリット・デメリットまとめ!ピアノを始め、練習を進めていく方法としては、ピアノ教室へ通う方法と独学していく方法があります。 今回はその両方のメリット、デメリットをまとめ、その人にどういう方法が合っているかを提案する記事になっています。...

具体的には次の3ケースです。

  1. 教則本を購入して練習する
  2. ネットの色んな情報を元に練習する
  3. アプリやネットサービスで練習する

②に関する深堀記事です。

音楽教育系YouTuberおすすめ5選!【ピアノ独学に有効】以前の記事でピアノを始める際の独学方法について、主に3つのケースがあることを解説しました。 https://ongakuroom....

③に関する深堀記事です。

4つのピアノ練習アプリ比較
4つのピアノ練習アプリのメリット・デメリットを徹底比較!【あなたにピッタリのものをご紹介】4つのピアノ練習用アプリ(ピアノマーベル、シンプリーピアノ、スクーブ、ピアノアカデミー)の特徴をまとめ、もっともおススメしたいアプリを決定します。...

 

今回は①について、更に深堀する記事となります。

僕は自慢ではありませんが、教則本コレクターと名乗ってもいいかな、と思うほど教則本を買ってきた男です。

カフェラン
カフェラン
だいたい買ってきて満ぞ…いいえ、色んな側面から音楽を学ぶために必要な投資だったのです!(強調!)この経験を今こそ、みなさまに開放したと思います。

 

みなさまが求める教則本を対応別にご紹介します。教則本を上手に活用して、日々のピアノ独学を充実させましょう!

 

教則本で独学するメリット・デメリット

メリット

ピアノの独学において、教則本を利用することには次のメリットがあります。

  1. コストを低く抑えられる
  2. 練習時間を自分の生活ペースに合わせられる

まず何と言ってもお金をあまりかけずに始められるのはメリットです。
最初は初心者向けの教則本を1〜2冊程度購入(大量に購入しても一度にできる範囲に限度がありますのであまり意味はない)することをおすすめしますので、金額にして3,000円程度です。

もう一つは練習ペースを自由に設定できることです。大人からピアノを始める場合は、仕事やその他の生活に時間を取られることも多いと思いますので、縛りがなく練習を進められるのは精神的な負担軽減に繋がり、結果的に継続できる要素と言えます。

デメリット

反対に教則本だけの独学では次のようなデメリットが考えられます。

  1. 本当にこの弾き方でいいか確信が持てない場合がある
  2. 練習で分からないことがあってもすぐに解決できない
  3. 自由すぎて練習ペースが低下することがある

実際教則本で練習していると①や②のような悩みは割とあります。ピアノ教室などで練習する場合はこの悩みは比較的すぐ解消しますが、教則本のみの場合はさらに別の教則本やネットを見たりと情報を収集する必要があります。

③はメリット②の裏返しですが、縛るものがないがゆえに、練習が途切れがちになってしまうことです。

楽器はどれもそうだと思いますが、特にピアノはスキルを身に着けるうえで毎日の継続がものをいう楽器です。

結局は、独学するうえで、目的意識を明確にもち、自分をコントロールできるのが前提ということですね。

この部分に自信がない場合は、もう一度、ピアノレッスンをどのように進めるか(ピアノ教室等か独学か)検討してみることをお勧めします。

目的別のおすすめ教則本

それではさっそく実際に使ったことのある教則本を、目的別にご紹介したいと思います。

 

完全初心者に向けた教則本

今回ご紹介する教則本で、唯一所有していないのがこちらです。
ただ、ピアノの経験がまったくない、0から始める方には、ピッタリの教則本であると考えます。

それはこの本のコンセプトが初心者に徹底的に寄り添うような内容になっているからです。「とにかく書かれていることに忠実に、順番にやってください」…といった旨のことが冒頭に書かれているように、手のフォームや鍵盤の弾き方から始まり、指番号、ドレミの弾き方と徐々に広がっていきます。

レッスン内容は全9レッスンで構成されており、各レッスンごとに設けられた課題曲を通じて音符の種類やリズムの考え方など、あらゆる基礎知識を習得できるような作りになっています。

ちなみには課題曲は「ちょうちょ」や「きらきら星」などから始まりますので、比較的スムーズに1曲通して弾けるようになると思います。

まったくの0からピアノを始めてみたい、という方には是非おすすめしたい教則本です。

 

定番だけどきっちり押さえておきたい教則本

ハノンは、5本の指を均等に動かせるようになるための練習教本です。「指の訓練」に特化したテキストで、ピアノ教室などでも一般的に使用されている、いわゆるスタンダードな教則本です。

なぜ指の訓練が必要か

人間の指の力は均等ではなく、特に薬指、小指は他の指に比べ弱いです。
ハノンの練習を継続することにより、5本の指を平均して使えるようになるというのが目的です。

正直「ピアノを弾く」と一口にいっても、クラシックをバリバリ弾きたい人もいれば、コード伴奏で弾き語りをしたい人もいるわけです。例えば弾き語りをしたい人にしてみれば、それほど速いフレーズを弾くわけではないので、指の不自由さはあまり気にならないかもしれません。

そういう人にとってみれば、単純な指の訓練は必要性を感じないでしょう。

ただ、ピアノを弾いている以上、いつ、どこで、どういう曲を弾くか、弾きたくなるかわかりません。
ある日「弾きたいクラシックの曲があるけど速いフレーズがあるなぁ…」とか「ハードロックのキーボードソロで速弾きがつらい~」なんて悩みがくるかもしれません。

そういった観点からも日ごろの練習に、指の訓練を取り入れていくことは大事です。こういったメカニカルなトレーニングは一朝一夕に身に付きませんから、毎日の積み上げです。

肝心の中身

ハノンには全部で60の練習曲が掲載されています。
練習曲といいつつも、そのほとんどは音符がぎっしりつまったスケールを両手で弾いていくものです。

こちらはハノン1番の譜面です。

cafe
cafe
パッと見、うわぁ~となりますが、音は規則的に並んでいますので慣れれば難しくないです。音符を読む訓練にもなりますね

各課題曲ごとに、強化するねらい(例えば4番は3-4-5の指を強化する曲)が示されていますので、そこを意識して弾くのがポイントです。漫然とだらだら弾いてはいけません。意識することが大事なのです。

 

ピアニストの練習法を知ることができる教則本

「本当に役にたつ!」が謳い文句の本書は、各ジャンルのピアニストが実際に自分で行っている、または生徒に指導している練習方法を集めたものです。

その練習方法のバリエーションは多種多様です!

ここではどのような練習方法が掲載されているか、赤色の本の一部をご紹介したいと思います。

  • 基礎力アップ編
    ・効率のよい指慣らしの方法
    ・教えなくても音符が読めるようになる方法
    ・忘れにくい暗譜の方法
    ・楽しみながら毎日練習する方法
    ・柔らかい音を出す方法
  • テクニック強化編
    ・トリルを粒ぞろいよく弾く方法
    ・小指を鍛える方法
    ・オクターブのメロディをレガートで弾く方法
    ・跳躍をスムーズに決めるコツ
    ・弾きたい曲がハイレベルな場合の練習方法
  • 表現力アップ編
    ・モチベーションを保って曲を仕上げる方法
    ・人を魅了する演奏方法
    ・演奏会で集中力を保つ方法
    ・落ち着いて演奏会に挑む方法
    ・音感を鍛える方法

これでもほんの一部です。気になる練習方法多いですよね。

本書には考え方だけでなく譜例も豊富に掲載されていますので、実際に弾きながら練習することができます。しかも2冊ともCDが付属されているので、音源を聴いて確認することができます。

ここまで「練習方法」自体にフォーカスした教則本って有りそうで無かったと思います。
ちょっと日頃の練習方法がマンネリ化してきている方は是非本書を手に取ってみるとよいと思います。

 

コードの基礎を理解できる教則本

クラシックピアノ経験者で「コードも覚えたい!」という方にはピッタリな1冊だと思います。

本書にはコードの基礎の基礎から丁寧に解説されていますので、確実に理解できるような解説が施されています。じゃあ初心者向けの書籍か、というとそうではなくて、基本的なコードを理解して演奏できる人も満足できる発展形の内容も充実しています。

個人的には「ベースラインからみるコード進行パターン」は実践的ですごく勉強になりました。

そしてこの本も譜例が充実&CD付属なので、実際に弾きながら練習できますよ!

 

鍵盤楽器全般の実践的フレーズを習得できる教則本

 

すかんちなどで活躍したキーボーディスト・小川文明さん著の教則本です。

本書はピアノだけでなく、鍵盤楽器全般に対する「おいしいフレーズ」を覚えることで、より実践的なスキルを身に着ける教則本です。

本の内容はこのようになっています。

  • ピアノ
    …すべての基本であり応用も効くブルース・フィーリングをマスター
  • クラビネット
    … ファンキーを体に覚え込ませるための基礎練習
  • ローズ
    …バラードを彩る極上フレーズとアレンジの極意
  • ウーリッツアー
    … ハマるツーファイブフレーズ&使えるオブリ集
  • オルガン
    … 手クセにするならとりあえずコレ!の超・即効フレーズ集
  • シンセ
    … ソロをグレードアップさせるベンディング

まさに鍵盤楽器オールスターズともいえる内容です。特にピアノについては、”譜面のピアノ”から”自由に弾くピアノ”へ幅を広げるうえでとても参考になります。

本書も豊富な譜例と音源CD付属で、弾いて覚える形式の教則本です。

実際の譜例をちゃんと弾きこなすのは難しいですが、本来ならプロが内緒にしておくような技が色々載っているのですごくお得な教則本だなって思います

cafe
cafe
ここまで各鍵盤楽器別に実践例を惜しげもなく開放している教則本は珍しいと思います!



ジャズピアノの初心者向け教則本

ジャズピアノすごく興味があるんだけど「難しそうだなぁ~」「敷居高いなぁ~」と二の足を踏んでいる方!その気持ち、激しく同意します!

でもせっかくですから、まずは1冊ジャズ関係の本を買ってチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

この教則本は初めての「ジャズ・ピアノ・トリオ」を謳っているとおり、付属するCDの音源に合わせて練習する前提で作られています。

音源にはピアノも含めたお手本演奏(コレ聴いているだけでも楽しい)と、ピアノ抜きのリズムトラック(ベース&ドラム)が収録されています。

これに合わせて弾くのがまた楽しい。

ヘタレでなかなか実際のジャムセッションに参加できないので、ピアノトリオ気分を味わっています。

収録されている練習曲は、ジャズのスタンダートです。こちらがその一部。

  • AUTUMN LEAVES
  • SUMMER TIME
  • MOANIN’
  • THE GIRL FROM IPANEMA
  • SOMEDAY MY PRINCE EILL COME

などなど、一度は弾いておきたい曲ばかりです。
理論解説はそこそこ…実践式の教則本です

 

ジャズピアノを段階的に理解できる教則本

ジャズピアノ関連の教則をもう一つ、二つ…。

こちらは独特の視点からジャズピアノをトコトンかみ砕いて説明してくれる教則本です。
Vol1、Vol2と続きものの2冊です。

この本は、1日で1つの単元を学習し、15日続けるとある程度のジャズの知識や奏法が身に付く、というコンセプトになっています。

本当に15日で出来るようになるわけではありませんが、1レッスンごと着実に覚えていくことで、徐々にスキルアップしていけます。

この本は譜例ではなくて、イラストが豊富です。弾いて覚えるというよりは、理屈で覚えていく、って感じです。

例えば、リズムのレッスンではこんなページ構成になっています。

ピアノ教則本 中身

ジャズはテンションコードとリズムに大きな特徴のある音楽ですが、そこら辺を本腰入れて覚えていきたい、という方にとって大きな力になる1冊だと思います。

 

教則本で学習を進める際のコツ

教則本での独学は、当然ながら基本的に一人なので、自分の演奏に足りない部分が把握しづらいと思います。よって「なんとなく通しで弾けたから」がその曲の仕上げの判断ポイントになりがちです。

でも実際人に聴かせるとなるとちょっと…という心配はあると思います。

そこでおススメするのは、自分の演奏を録音して聴くということです。

自分の演奏した曲を、”弾きながら聴く”のと”録音したものを聴く”のでは大きく聴こえ方が異なります。

録音は客観的に聞くことができるため、リズムのよれや音量のバラつき、細かいミスなどが分かりやすくなるのです

録音はスマホのボイスメモ機能で十分です。サクッと録ってサラッと確認しましょう。

カフェラン
カフェラン
自分で自分の先生になるって感じですね
ししょー
ししょー
そうだな。あとメトロノームを常に活用するのも忘れずに!

 

まとめ

今回はピアノを独学する方法の中の一つ、「教則本を購入して独学する」に関しておススメの教則本を説明させていただきました。

最近の教則本はCDやDVDが付属し、音や映像と合わせて練習することができますし、内容も一昔前と比べてずいぶん分かりやすくなっているようです。

つまり各教則本には大きな違いはそんなになくて、どれでもそこそこの知識や練習方法を得ることができます。

ではあとは何が大切か…それは本人のモチベーションと継続に尽きるのですね!
結局はそこか~となりますが、そこが一番大事です。

とにかく、比較的コストを低く始めることが出来ますので、まずは行動を始めましょう!