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【楽譜】譜割りを理解する【リズム面の苦手意識を克服しよう】

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幼少期からピアノをやっている方はごく自然と楽譜(五線譜)に馴染んできたと思いますが、僕のように他楽器からの転向やバンド活動から流れてきた人はその限りではないでしょう。

この場合、楽譜の読み自体にそもそも苦労するワケですが、中でも楽譜からリズムを読み取ることに苦手意識がある人が多いのではないでしょうか

今回は譜面を読む、という行為の中でも「譜割り」と呼ばれるリズムを読み取ることについて、疑問を解消できる記事となっています。

 

【私の実体験】譜割りの重要性認識

バンドにおける「リズム」への意識

ライブでのキーボード

僕は音楽をバンドからスタートしました。

バンドにはドラムやベースといったリズム隊がいますので、鍵盤のような上物(メロディ楽器)は、そのうえに乗っかって演奏することになります。また曲をコピーする場合も、たいがい音源があるので、音源+バンドスコアの組み合わせでコピーを行うという流れが基本でした。

するとどうなるか?

譜面を読み取ってリズムをコントロールするというよりは、ドラムやベースの音を聞いてタイミングを合わせるということに慣れていきます。

つまり視覚から入ってくる情報ではなく、聴覚に頼った演奏になるわけです。これはどちらが良い、悪いという話ではなく、演奏スタイルの違いといえるでしょう。

ソロピアノにおける「リズム」への意識

ピアノを弾く人

ただし、ソロピアノを演奏する場合は事情が変わってきます。特にクラシックなど既存の曲を譜面に基づいて弾く場合は、きっちり譜面を理解して、リズムをコントロールして弾かなければなりません。

カフェラン
カフェラン
まさに頼れるのは自分のみ…

通常楽曲には「拍子」というものがあり、その拍子に対して割り当てられた音符を「譜割り」といいます。

リズムのコントロールは、この譜割りを守ることともいえます。

この辺りに関する意識が低かった当時の自分は、各音の伸ばし方が譜割りどおりではなく、ずいぶんとピアノ教室の先生に指摘されたものです。

こういう経験を経て、譜割りに関する意識が深まった経緯がありました。

 

譜割りをマスターする

それでは、譜割りを理解していくため、基本的に覚えておくことを順序立てて解説します。

楽譜の役割

まず楽譜の役割を整理しましょう。役割は「音の高さ」と「音の長さ」に大別することができます。

音の高さと長さ
カフェラン
カフェラン
縦軸が高さ、横軸が長さと考えてください
  • 音の高さ
    ・5線譜上のどの位置に音符があるかによって音の高さを表す
    ・音の積み重なり方によって和音の種類が分かる
  • 音の長さ
    ・音符の種類によって音の長さを表す。つまりリズム

さて、音の長さを表すのは「音符の種類」ということですので、まずは音符の種類をしっかり押さえておく必要があります。

音符の種類

音符には大きくわけて3つのカテゴリーがあり、その中で更に長さによって種類があります。これはもう覚えてしまうしかありません。

音符

音符の種類音符の種類

拍子が4/4拍子の場合、4分音符は1小節に4拍ということです。

カフェラン
カフェラン
上表のように見ると各音符の関係性がよく分かると思います
ししょー
ししょー
全音符は1小節内をずっと伸ばすという感じ。玉が白いので「白玉」といわれているぞ

付点音符

各音符に「付点」という点をつけると「付点音符」というものになります。
この点がつくと、各音符の半分の長さが追加されます。

付点音符の一覧付点音符の一覧
点が音符の下につくと「スタッカート」になるので注意。スタッカートは音を短く切って演奏します

 

連符

1拍分の音符を分割することを連符といいます。
例えば、4分音符を3つに分割すると「3連符」となります。

連符連符の一覧

 

拍子と音符をリンクさせる

さて、ここが一番重要です。

譜割りどおりに音符を弾くということは、きちんと拍子を意識して各音符の種類ごとの長さを守るということです。

ここからいくつかのパターン別にみていきましょう。

パターン1
パターン1 4音符のみ

まずは1小節に4分音符のみが配置されているパターン。4/4拍子で4分音符が4つですから、何も迷う必要はないですね

では、次からは様々な音符が混在したパターンです。

パターン2

パターン2 休符も混在4分音符、8分音符、16分音符に加え、休符も登場しました。1小節内の時間軸の中で、どの音符をどれだけ伸ばしますか。

ここで拍子にリンクして考えてみましょう。

パターン2の解説
  1. 4分音符なのでそのまま1拍分
  2. 8分音符+8分音符→4分音符1拍分
  3. 8分音符+(16分音符+16分音符)→4分音符1拍分
  4. 8分休符+8分音符は→4分音符1拍分

ということです。しっくりきましたか?

さて、最後にもうちょっと複雑なパターンいきましょう。

パターン3

パターン3連符や付点音符が登場しました。手拍子を4つ打ち、口でタータタタのようにしゃべって伸ばし方を確認してみてください。

はい、答えはこちらです。

パターン3の解説
  1. 4分休符なのでそのまま1拍分
  2. 3連符→4分音符1拍分
  3. 付点8分音符+16分音符→4分音符1拍分
  4. 付点8分音符+16分音符→4分音符1拍分

だいぶイメージできるようになりましたでしょうか?

慣れると簡単ですが、実際に演奏する際は音符も上下に動きますし、じっくり眺めている時間もそんなにありませんので、短時間でこれらを把握できるよう練習をしておきましょう

メトロノームで練習する

あとは普段、曲の練習を行う際、常に上記の点を意識して行うことです。

練習する際は当然メトロノームを使用します。

メトロノームの各拍の始まりから、次の拍に移るまでに1拍分の音符を弾けるように意識して、繰り返し練習しましょう。

 

まとめ

譜面からリズムを読み取る、譜割りに着目して解説しました。

クラシックピアノのレッスンを受けてきた方にとっては、何てことのない内容かもしれませんが、バンドから音楽に入った方にとっては、割と意識が向いていない部分かと思います。

譜割りどおりに弾けないと、なんとなく素人感がでてしまいますので、是非繰り返し練習し、リズムの安定感を身に着けていきましょう。