ピアノ

【ピアノは楽器の王様】ピアノとオーケストラ楽器の音域比較  

当ブログの様々な記事で「ピアノは楽器の王様ともいわれ…」という決まり文句を当たり前のように使用しています。

その理由の一つとして「音域の広さ」を上げています。

ピアノ一台でオーケストラの楽器をすべて網羅している、という説明をしていますが、果たして本当にそうなのか?またそうだとした場合、ピアノの鍵盤のどの音域にどの楽器が相当するのか、という点を考察します。

カフェラン
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対ピアノとの比較だけでなく、各楽器同士の関係性も分かる記事になっています。

 

ピアノと各楽器の音域比較

それではさっそく、ピアノと各楽器の比較をしていきます。

比較するにあたっては、各楽器を「弦楽器」「木管楽器」「金管楽器」「打楽器」のカテゴリーに分けて比較していきます。

また、楽器によっては演奏する奏者のスキルによって最低音や最高音が変わるものもありますが、あくまで一般的な音域で比較してみました。

なお、鍵盤の真ん中の赤い丸(鍵盤真ん中のドの音です)を基準にご覧ください。

弦楽器

 

弦楽器(げんがっき)(絃楽器とも)とは、弦に何らかの刺激を与えることによって得られる弦の振動を音とする楽器の総称である。弦の振動を得るために、弦とそれを張力をもって張っておく装置を備え、多くの場合は得られた音を共鳴させて音を拡大するための装置を持つ。

引用:wikipedia

ピアノと弦楽器の音域比較

オーケストラで使用する「ヴァイオリン」「ヴィオラ」「チェロ」「コントラバス」は、見事なまでに役割分担がしっかりしていますね。この音域の棲み分け、すごくきれいです。

ただし、この4つの楽器を組み合わせたとしても、ピアノの音域には及びませんでした。

ハープはやっぱりピアノの親戚だけあって、ピアノに迫る音域の広さを持っていますね。ピアノのように両手でベースパートとメロディを弾けるのは、こういった音域を持っているからですね。

オーケストラ楽器ではありませんが、ロックバンド等で一緒に演奏する機会が多い、エレキギターとエレキベースも比較。

ギターは中域を中心になかなかの音域を持っていますが、ピアノには遠く及びません。
ただ、割と被っている音域が広いので、バンド内では音の棲み分けというものを考慮しなくてはいけません。

ベースは…そもそも低音担当ですから。当然といえば当然ですがコントラバス(ウッドベース)と同じですね。

【結果】
オーケストラの中心楽器な弦楽器4本(ヴァイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバス)を組み合わせることで、ピアノの音域をほぼカバーできる。(でもちょっと足りない)

 

木管楽器

 

かつては主に木製の管状構造のものが多かったためにこのように呼ばれるが、今日では金管楽器以外の管楽器という意味で用いられ、『木』でできているかどうか、『管』状であるかどうかには依存しない。例えば、フルートやサクソフォンは主に金属で作られており、またオカリナは木製でも管状でもないが、いずれも唇の振動を用いないため、木管楽器に分類される。逆にツィンクやセルパン、スーザフォン、法螺貝などは非金属素材で作られるが、いずれも唇の振動で音を出すため金管楽器に分類される。

引用:wikipedia

ピアノと木管楽器の音域比較

木管楽器の場合は全般的に、中央ドより上に音域をもつ楽器が多いといった印象です。
どの楽器も3オクターブ程度の音域をもっているようですが、サックスは2オクターブ程度と比較的音域が狭いです。

ただし図で示しているサックスはアルトサックスであり、サックスは音域別にソプラノ、テナー、バリトンサックスがあります。それらを合わせると、割と広い音域をカバーできます。

こういう音域面を意識してサックスの演奏を思い浮かべると、確かに大きく跳躍するようなメロディラインはあまりないですが、近い音を使った力強いメロディが得意で、そういった表現方法に特化した楽器なんだなぁと思います。

【比較結果】
木管楽器のほとんどは、鍵盤の中央ドから右側(高音側)に音域をもつ楽器が多い。すべての木管楽器の音域はちょうどピアノと同じくらいであり、逆にいうとピアノの音域の広さを再認識する結果となる。




 

金管楽器

 

金管楽器(きんかんがっき)は、演奏者の唇の振動によって発音する管楽器群の総称であり、日本語の「喇叭ラッパ)」に相当する。

引用:wikipedia

ピアノと金管楽器の音域比較

金管楽器はイメージ的に高音のメロディを担当するイメージありますが、こうして比較してみると、どちらかというと中央ドのから左側(低音部)に音域をもつ楽器が多いようです。

ホルンなども高音がでるイメージでしたけど、逆に低音が結構出るんですねぇ。
ちなみに金管楽器で一番演奏が難しいのはホルンといわれています。

オーケストラの役割的にはハーモニーで中域を豊かに響かせる…といったところですね。

弦楽器のように、金管楽器同士でのバランスを取っているわけでもないので、音域的にはピアノの完勝です。

【比較結果】
金管楽器のほとんどは中域から低音域にかける音域をもっている。すべての金管楽器をもってしてもピアノの音域をカバーできない

 

打楽器

 

打楽器(だがっき)とは、打つ、こする、振るなどして音を出す楽器の総称で、各民族に様々な楽器がある。弦楽器や管楽器、鍵盤楽器に含まれる楽器は通常は打楽器から除外される。弦楽器や管楽器と比べて原始的で、長い歴史を持つと考えられている。楽器分類学では体鳴楽器と膜鳴楽器に分けられる。

引用:wikipedia

ピアノと打楽器の音域比較

ここで例としてあげた打楽器は、ピアノと同様に鍵盤を備え、配置もピアノと同じなので、演奏的には馴染みやすいといえます。

音域的にはマリンバが4オクターブを超える音域を持っており、特殊な曲でなければほぼ対応できるくらいの音域です。(特殊な曲→最低音と最高音の1オクターブ部分を使うような曲)

ただ、割と低音部が苦手な楽器が多いのは、楽器の構造的なしょうがないのかもしれません。

【比較結果】
ピアノと同じような鍵盤配置を持つ楽器が多いが、音域的には大きく及ばない。

 

まとめ

音域に関してピアノの王様っぷりを、他の楽器と比較することで確認してみました。

結果はやはり7オクターブもの音域をもつピアノが圧勝という形になりました。
ピアノが一人オーケストラをいわれる所以が、垣間見れたのではないかと思います。

ただ、この比較はあくまで「音域」に限った話であって、他の楽器は今の形態であるからこその役割、魅力があるのです!

そういった役割を認識することが出来た今回の記事は、自分にとっても収穫でした。