本日、東京で行われたNHK全国学校音楽コンクールの全国コンクルールに行ってきましたので、さっそくその模様をリポートします。
- Nコンに興味がある
- Nコンの全国コンクールを観たかったけど行けなかった
- 生放送も見逃した
- SHISHAMOが好き
こういった方にとって、コンクール結果だけでなく、内容も分かる記事になっていますので、参考にしていただければと思います。
Nコン 全国コンクール概要
まずはNコン中学校の部の概要を簡単にご紹介します。
開催日時・場所
開催日時:2019年10月14日(月・祝日) 14時~17時
開催場所:東京 NHKホール
出場校
1 | 関東甲信越ブロック代表 | 豊島岡女子学園中学校(東京) |
2 | 東北ブロック代表 | 青森市立沖館中学校(青森) |
3 | 東北ブロック代表 | 郡山市立郡山第五中学校(福島) |
4 | 近畿ブロック代表 | 大阪市立文の里中学校(大阪) |
5 | 東海北陸ブロック代表 | 富山大学人間発達科学部附属中学校(富山) |
6 | 関東甲信越ブロック代表 | 品川区立鈴ケ森中学校(東京) |
7 | 中国ブロック代表 | 出雲市立第三中学校(島根) |
8 | 北海道ブロック代表 | 中標津町立広陵中学校(釧根地区) |
9 | 四国ブロック代表 | 綾川町立綾南中学校/高松市立国分寺中学校(香川) |
10 | 九州・沖縄ブロック代表 | 熊本市立帯山中学校(熊本) |
11 | 関東甲信越ブロック代表 | 清泉女学院中学校(神奈川) |
全国コンクールを現地で鑑賞するには
Nコンの全国コンクールを鑑賞するためには、事前に申し込む必要があります。
申し込みはNコンの公式WEBサイトから行い、当選すると入場整理券としてハガキが送られてきます。
このハガキで一枚で2名まで入場することができます。
入場するとこのようなチケットを手渡され、自分の座席が分かるという流れです。
全国コンクール 本編
それでは、本編の内容に触れていきます。
当日のプログラムは次のとおりです。
- コンクール出場校演奏
- スペシャルステージ
- 審査結果発表
- 表彰式
- 全員合唱
- 全体講評
なお、全国コンクールはEテレで生放送されることもあり、前説でオープニングの練習をします。
司会を務める赤木野々花アナウンサーと加藤諒さんの仕切りにより、番組オープニングでSHISHAMOの3人がタイトルコールした後に「中学の部~~」と観客全員で唱和、そのあとの大拍手までタイミングが合うように練習します。
それでは一つずつ掘り下げていきます。
①コンクール出場校演奏
演奏前に会場のスクリーンで、全国コンクールに向けた各学校の取組が紹介されます。映し出されている間に、合唱メンバーが所定の位置につく、という流れです
それにしてもビデオで紹介された各学校の練習方法が本当に個性的です。
- 腹筋を鍛えるために中腰になって歌う練習
- 肺活量を鍛えるため、遠くに構えた自分の人差し指をろうそくに見立て息を吹く練習
- 感情表現を養うために歌詞をイラスト化する
- 音程を付けずに歌い歌詞の意味を理解する練習
- 2人組の歌を3人目が聴き分け、音程のズレを指摘する練習
全体としていえるのは、本当に部員同士が仲が良い雰囲気に溢れていることです。
そしてただ仲がだけではなく、よい意味の緊張感もあり、先生頼りではなく”自分たちでやる”という気持ちが見えている学校が多かったように思います。
各学校の演奏は、課題曲の「君の隣にいたいから」と自由曲の計2曲を歌い、次の学校に交代していくというものです。
自由曲と演奏形態を一覧化してみます。
1 | 豊島岡女子学園中学校 | つばさ | 女声 |
2 | 青森市立沖館中学校 | Ave,Regina coelorum | 女声 |
3 | 郡山市立郡山第五中学校 | かどで | 混声 |
4 | 大阪市立文の里中学校 | 明日 | 女声 |
5 | 富山大学人間発達科学部附属中学校 | あやつり人形劇 幻想喜劇「船乗り」 |
混声 |
6 | 品川区立鈴ケ森中学校 | どんぐりのコマ | 混声 |
7 | 出雲市立第三中学校 | 影絵 | 混声 |
8 | 中標津町立広陵中学校 | 贈り物 | 女声 |
9 | 綾川町立綾南中学校/高松市立国分寺中学校 | 五木の子守唄 あてもやん |
混声 |
10 | 熊本市立帯山中学校 | 人魚 | 女声 |
11 | 清泉女学院中学校 | 春 | 声 |
②スペシャルステージ
全ての学校の演奏が終了後は、審査発表までの間スペシャルステージが行われます。
ここでなんと、ステージ上にドラム台やアンプ、ギター、ベースが運び込まれました。そうSHASHAMOのスペシャルライブが行われるのです!
演奏するのはもちろん「君の隣にいたいから」。照明が薄暗くなり、ステージ上はスポットライトで雰囲気が上がっている中の演奏。これは盛り上がりました!
そして、続いては、同じくSHISHAMOのヒット曲「明日も」。ただし、これを演奏するのはSHISHAMO自身ではなく、各学校から選抜されたメンバーでの合唱です。そこに司会の加藤諒さんも加わります。(加藤さんは学生時代に合唱経験があるそうです。)
これにはSHISHAMOの宮崎さんも”「明日も」の合唱バージョンを初めて聴きましたが、中学生のみなさんの透き通った歌声でまた違った魅力を感じました”と感想を述べていました。
③審査結果発表・④表彰式
いよいよ審査結果の発表です。結果はこちら!
金賞 | 清泉女学院中学校 | 関東甲信越 |
銀賞 | 大阪市立文の里中学校 | 近畿 |
銅賞 | 豊島岡女子学園中学校 | 関東甲信越 |
銅賞 | 郡山市立郡山第五中学校 | 東北 |
甲乙つけがたい中、金賞を受賞した学校の歌唱は、素人目にみても、すばらしかったです。自由曲の「春」も、とてもよい曲でした。
⑤全員合唱
最後は観客も全員立ち上がっての「君の隣にいたいから」を合唱して締めくくります。
地方大会のときも全員合唱ありましたが、こういう参加型のコーナーを作ってくれるのが、演出上ニクいですね。割と楽しいんですよ。
まとめ
今年のNコンは、娘の中学最後のNコンということもあり、地方大会の観戦から始まり、その流れで全国コンクールも鑑賞させていただきました。
改めて、全国レベルはやはりクオリティが高かったですが、その裏にある努力や仲間との協力といった部分も垣間見ることができました。
そういったものを見ることで、自分自身の刺激にもなりますし、なにより”良い音楽に満たされた空間を味わえる”ということがよかったです。
今回鑑賞できなかった方も、テレビでの中継も含め、次回味わってみてはいかがでしょうか。
Amazonが提供する”Amazon Music Unlimited”は、
6500万曲が聴ける音楽サブスクリプションの中でもトップクラス!
今なら30日無料で聴き放題です。是非この機会に!