今回はこういった疑問に関する解説記事です。
アメリカのギターメーカーであるフェンダー社の調査では、ギターを始めた人の実に90%は辞めてしまうという結果がでています。
それだけ楽器演奏を趣味として続けるのは難しい一面があるのは事実だと思います。今回はその辺りの原因を紐解きつつも、継続するための方法を解説していきます。
目次
趣味としての楽器を続けることの現状
フェンダーにおける調査結果とは

まずは冒頭でも触れたフェンダー社の調査結果をもう少し深堀してみましょう。
『老舗ギターブランド「フェンダー」が成長し続けている理由』(RolingStoneインタビュー)
上記のインタビューでCEOのアンディ・ムーニー氏は、ギタープレイヤーに関する調査で次のことが分かったと話しています。
- ギターユーザの50%は女性で、アコースティックギターを買う傾向にある
- フェンダー・ギターの購入者のうち45%は初心者
- その初心者のうちの90%は、1年以内もしくは90日以内でギターを辞めてしまう
- 脱落しなかった10%は一生ギターを弾き続ける
- ギターを購入した人はその4倍をレッスン料につぎ込んでいる
データを収集し分析するというのは、これまでの楽器業界では無かった取組だと思います。こういった手法を取り入れたのも、ナイキやディズニーといった他業種で実績を積んできたアンディ氏ならではといえます。
さて、肝心の調査結果です。
色々と気になる項目は多いもののやはり目を引くのは③でしょう。新たに楽器を始めた人の90%は1年以内に辞めてしまう…これは意外というよりも「やはりそうだったんだ…」という肌感覚をデータが裏付けてしまったという感じがします。
フェンダーの打ち出した策「Fender Play」
さて、この分析結果を経てフェンダーがとった行動は「ギターを挫折させない」ということでした。つまりギターを継続する人が今より10%増えるだけで、売り上げは倍になるので、ビジネス的には大きな伸びしろだったのです。
具体的なサービスとして導入されたのが「Fender Play」というオンラインのギター学習サービスです。

初心者用のレッスンを動画で受けられるサービスで、簡単なコードや有名バンドの楽曲のコピーなどのほか、有名ミュージシャンが楽器を始めたころのエピソードを語る動画もあり、モチベーションを下げさせないような工夫が施されています。
月額9.99ドルのサブスクリプション形式となっています。
フェンダーはこれまでのギターという「モノを売る」会社から「コトを売る」…つまり体験を売るという方向にシフトしたといえます。この路線変更により、2020年現在売上高も過去最高を記録しています。(ギター需要が急増、フェンダーの売上高は過去最高に…オンライン学習システムも後押し)
Fender Playは現在100万人もの人が登録し、初心者がつまづきやすいポイントをうまくカバーし、楽器継続に大いに貢献しているといえるでしょう。
さて、以上を踏まえて鍵盤楽器をやっているみなさんに楽器継続の具体的な取組をご紹介します。
鍵盤楽器(ピアノ)継続のための具体的な取組
オンライン型学習サービス

「Fender Play」に相当するピアノ版のオンライン学習サービスも当然あります。

スマホ(又はPCやタブレット)と電子ピアノ等を接続して、画面に表示される楽譜やコードを基に鍵盤を弾き、ちゃんと弾けているかどうかの判定結果をみながら練習できる。様々な練習曲があり楽しみながらピアノの基礎を身に付けることができる。
上記の特徴はリンク先で紹介したいずれのサービスにも共通するポイントですが、ギターと違い電子鍵盤楽器はデバイスと物理的に接続(MIDIという端子が備わっています)できるので、自分のプレイを判定してもらうという観点ではとても相性がいいです。
アプリによるレッスンが初心者にお勧めな理由
練習するレベル感を現状にフィットするように調整できるのが特徴です。最初は基礎の基礎から始め、上達具体に応じて徐々にレッスン内容もレベルアップできる…変なプレッシャーを感じずに自然体で楽器に向き合えるのは大きいと思います。
また新しいレッスンや新しい曲も定期的に追加されるため、飽きがこない工夫も施されています。
フェンダー社の調査でも明らかなように、楽器開始当初は思うように弾けずに「諦めてしまう」ケースが多いものですが、楽しみながら無理なくレベルアップできるこの仕組みは継続性という部分でとても有効でしょう。
そして「Fender Play」がギター購入と一緒に体験版が付くてくるように、電子ピアノとオンライン学習がセットになった商品もあります。
こちらの商品は、練習アプリ「skoove」のオンラインレッスンが3か月無料で付いてきます。楽器自体はライトタッチ鍵盤ですので本格的なピアノとは異なりますが、88鍵盤が3万円代で購入できるので、まずは楽器を始めてみたい初心者の方にとっては選択肢に入れてよい商品かと思います。
「skoove」に関する記事はこちらも参考にしてください

電子書籍のピアノ教則本活用

冒頭に掲載したフェンダー社の調査をもう一度ご覧になってください。「④ギターを購入した人はその4倍のレッスン料をつぎ込んでいる」という事実も興味深いものがあります。
というのも、楽器を始めた当初いうのは教室や教則本にかなりお金を使う傾向にあります。特に最初の頃は希望に燃えていますから、本屋さんで見かけた教則本はどれも自分を成長させてくれるバイブルのように見えます。
そんな感じで次々と購入するのですが、1冊を完璧に活用し終えるということはまずありません。皆さんも心当たりありませんか?
購入した教則本で必ず何かは得られます。ですが全編に渡って活用しきれない以上コスパはよくないでしょう。積みあがった本は部屋の収納スペースを占めることにもなりますし…。
そこでおすすめしたのが電子書籍の教則本です。
特に私が加入しているAmazonの「Kindle Unlimited」というサービスは月額980円で電子書籍が読み放題となるため、気になる教則本はすぐダウンロードして参考にしています。
こちらの記事で詳しく解説しています。

教則本はもちろん、読書好き、暇つぶし、資格試験などの教本など…音楽以外にも用途は広いため、情報取得という観点からも有効です。金銭的負担を軽くできることも、楽器という趣味を長く続ける秘訣だと考えます。
Amazon Kindle Unlimitedが気になる方はこちらから確認してみてください。
最初の1か月は無料で利用できるので、その期間に気になる本を片っ端から読んでみるのがおすすめ!
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仲間をつくろう

何でもそうですが、一つのことを突き詰めていく過程で、趣味とはいえモチベーションが上がらない時期はあるものです。
そんなときは、また自然とやる気になるまで休んでもいいと思いますが、こと楽器に関しては休んだ分腕前は後退していきます。その後の練習はそれを取り戻す作業となりあまり楽しくありません。
きっとこのようなサイクルが、初心者の挫折90%説にもなっているのでしょう。そこで是非おすすめしたいのが、音楽仲間を作ろう、というものです。
こう書くと「自分の腕前ではまだ早い」「もう少し上手くなってから」と考える方もいるかもしれませんが、これは簡単で自分のレベルに合った仲間を作ればいいのです。そういう人は探せば必ずいますから。
バンドでもいいですし、2人組ユニットでもいいでしょう。一緒にスタジオに入る練習仲間もいいですね。仲間と一緒に音楽をやるメリットは次の2つです。
- アンサンブルが楽しめる。コミュニケーションしながら音楽をやるのは単純に楽しい。
- 責任感が生じるので、半強制的に練習時間を設けれる。
①に関して、ピアノの場合は一人で弾き語りやソロ演奏も成立するのでもちろん楽しいんですが、バンドなどはまた違った楽しさがあります。これだけでも楽器を続けられる動機としては十分です。
更に重要なのは②です。特にバンドでは自分のパートに責任を持つ必要があります。一人だけ曲が弾けないと成立しません。そういった緊張感があるため、自ずと練習時間を確保してやるようになるのです。
”必要に迫られて”ってそう悪いことではないと思います。モチベーションが上がらない時は、責任感などでカバーし継続性を確保する。長く楽器を続けられ上達すれば財産になります。
バンドの入り方、メンバーの作り方はこちらの記事も参考にしてみてください!

まとめ
楽器を挫折せずに継続するための方法を3つご紹介しました。
特に音楽は一生楽しめるといってよい趣味の1つで、人生を豊かにしてくれるものと個人的に思っています。
それだけに、始めて間もない時に挫折してほしくないなぁと思います。今回ご紹介した方法はあまりお金を掛けずに、少しずつ上達が感じられるような方法ですので、是非自分に向く方向を取り入れてみてください。
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