こんにちは、カフェラン(@Cafe21130317)です。
さて、今年も帰省シーズンはやってきましたね!
帰省といえば、自家用車で長距離運転される方も多いと思います。
長距離運転のお供といえばやはり音楽です。車の中で聴く音楽はまたいいものですね。大声で歌ってみたり色々な楽しみ方ができると思います。
そんな車の中での音楽…実は時代とともに大きくそのスタイルを変えているのはご存知ですか?
今回はその変遷について、経験談を交えてお伝えしたいと思います。
30代以上の方にとっては懐かしく、10~20代の方にとっては逆に新鮮に感じていただけるような記事になっていますので、どうぞご覧いただければと思います。
目次
自動車での音楽の楽しみ方 時代の変遷
カセットテープ
昭和の時代、車で音楽を聴くといえば(ラジオ以外では)、このカセットテープですよ。
80年代中頃まで、アーティストが音源を発売するといえば、レコードかカセットテープでした。カセットの場合は”ミュージックテープ”と呼ばれていましたが、アナログレコードに比べると一般的ではなかったように記憶しています。
そんな環境でしたから、実際に車でかけるのはミュージックテープではなく、自分で録音したテープです。勝手に「マイ・フェイバリットテープ」などと呼んでいました。(他にもオムニバステープって言ったりもしたかな?)
そんな録音環境なのでサー―っというノイズが入りまくりで、お世辞にもよい音ではなかったです。
それでも長距離ドライブの前は、90分テープを用意して、嬉々としてテープを作っていた記憶があります。A面はハードなやつ、B面はバラードっぽいやつ…みたいな感じで。
90分テープは録音を繰り返すと、すぐ伸びるというのも、この頃学んだことの一つです。
なんですかね、カセットテープのことはいくらでも語れそうな気がする(苦笑)
40代以降の方であればこの辺り、共感できる部分多いと思います。
CD(コンパクトディスク)
80年代も後半に差し掛かると、アナログレコードに代わってCD(コンパクトディスク)が台頭してきました。
当時カセットテープに慣れきっていた自分にとってCDの登場はインパクトありました。
なんといっても曲をボタン一つで頭出しできるんですから!
家で聴くラジカセにもCDトレイがつき、外で聴くウォークマン(ソニーです)もCDウォークマンになり…といった感じで音楽プレイヤーは総じてCDに寄せられていく中で当然カーステレオにもCDが付くようになります。
ただ、この頃はまだまだカセットテープも健在で、CDとカセットのツインカム体制が多かったですね。
というのも、CDはあくまでアーティストが音源として発売するための媒体であり、ユーザーが録音等はできません。前述のマイフェイバリットを作るにはテープ頼るしかないのです。
そういう意味でもカセットはまだまだ必要でした。
いずれにしても、CDの登場でデジタルでクリアな音を楽しめるようになったとともに、頭出しやリピートが簡単に出来るという機能は、音楽を聴くスタイルを大幅に変えたといえます。(アルバムを通してきくという文化もここから徐々に薄れていくことになります。)
CDチェンジャー
前項で説明したCDは、カセットテープよりも音質、利便性等が向上した媒体ですが、一枚あたりに収録できる時間は1時間をちょっと超える程度です。
そのため、特に長距離運転時にはCDを数枚、多い時には十数枚持ち込み、一枚終わるごとに差し替える作業が必要です。
そこで登場したのが、CDチェンジャーです!
CDチェンジャーとは、あらかじめCDをセットしておくボックスがあり、手元の操作でCDを次々に切り替えて再生できるというものです。
最初この存在を知らず先輩の車に乗車した際、CDを交換する素振りがないのに別のアルバムがかかる不思議…多少ドヤ顔をみせる先輩に対して、なんとなく羨望と不可思議な眼差しを向ける私…。
若かれし、良き時代でした。
とにかく長距離運転でのお供といえば、このCDチェンジャー…コレを忘れてはいけません。
MD(ミニディスク)
90年代初頭になり、突如としてMD(ミニディスク)というものが出現しました。これを開発したのはソニーです。当初の目的にカセットテープの代わりを目指すという、壮大な狙いがあったんです。
というのもMDの最大の特徴は録音することができる。つまりカセットテープのように好きな曲を好きな順番で録音でき、かつCDのような音質が実現出来たのです。
一時期はソニーミュージックの所属アーティストを中心に、アルバムもこのMDで発売されるなど、盛り上がりを見せましたが、様々な理由で長続きせず、結果としては衰退していくことになります。
まぁそんな歴史もありつつ、カーオーディオにはしっかりMDプレイヤーも組み込まれていました。もちろん私の車にもついていました。
この頃のオーディオはカセットテープ+CDのコンボから、MD+CDを組み込む人が多かったように記憶しています。
カーナビ(ハードディスク)
イッキに時代が進化した感もありますが、カーナビの普及により音楽の聴き方は確実に進化しました。
どういうことかというと、元々ナビゲーションシステムの地図データ等を記録する場所としてカーナビにはハードディスク(以下HDD)が組み込まれていますが、そのHDDに音楽データを記録できるようになったのです。
なんといってもCDなどを持ち歩いたり、車内に置いておく必要がありませんから、かさばりません。これは非常に便利ですね!
また記録容量が限られているといっても、数百曲は格納できるため、それらの曲をシャッフル機能で堪能した日には…サイコーですよ。
カーナビの普及仕切った現在でははなんだか当たり前…といった機能ですが、「サイコーだぜ…」と感じたあの日の気持ちは忘れないでいたいです。
スマートフォン(ポータブルプレイヤー)接続
カーナビのハードディスク最高!!…と言っておきながらなんですが、格納曲数に限度があるのはちょっと痛いです。あと、取り込みは再生しながらじゃないと出来ないので、割と時間かかります。取り込むためにわざとドライブするとか…。
そんな感じで、最高といいつつ、弱点もちらほら見えている中で普及してきたのが、スマートフォンなどをカーオーディオに接続して音楽を再生する方法です。(この辺りの時期は割と前後しているので感覚です)
元々2000年代に入ってipodなどに代表されるMP3プレイヤーの登場で音楽の聴き方自体がずいぶん変わってきました。
なんといっても持ち歩ける曲数の桁が違います。カセット、CDでは数十曲が限度であったのに、MP3プレイヤーでは数百、数千曲ですからポータブルカセットプレイヤーの時代から比べるまさに隔世の感です。
この流れを車に乗っている時も生かさない手はありません。それらの機器をカーオーディオに繋ぐなどして聴くということも、ある意味主流になってきたわけです。
そしてカーオーディオにつなげる手段も時代と共に進化していますが、接続方法には大きく分けて次の2種類があります。
- 有線接続(AUX、Lightning、USBなど)
- ワイヤレス接続(FMトランスミッター、Bluetoothなど)
両方の接続方法をもう少し詳しく見ていきましょう。
有線接続
カーオーディオ側とプレイヤー側をケーブルで直接接続する方法です。
AUX端子
カーオーディオ側に外部入力端子(AUX端子)があれば、スマホ等のイヤホンジャックとステレオミニプラグケーブルで接続することで音楽を再生することができます。
これがもっとも手軽で確実な接続方法でしょう。
iphoneであればLightningケーブルがおススメです。
USBポート
カーオーディオ側にUSBポートがあれば、スマホを専用ケーブルで接続して音楽を聴くことができます。
AUX接続はアナログでの接続ですが、USBはデジタルなので音質的にはUSB接続が優っています。また、同時にスマホの充電も行ってくれるため、長時間でのドライブでは特に有効だと思います。
またUSBポートがあればスマホとの接続用としてだけでなく、USBメモリに音楽を入れてそのまま再生することができます。
USBメモリは非常に安価でかつ大容量であるため、車での音楽と聴き方として主流の一つになると思われます。
ワイヤレス接続
基本的にケーブルな不要なため、スッキリした環境で音楽を再生することができます。
FMトランスミッター
FMトランスミッターは、接続した機器の音楽をFMの周波数に飛ばし、車のスピーカーで聴くことができるものです。
割と昔からある方法ですが、サーっというノイズがのったりするので音質面でちょっと劣るのは否めません。ただし、カーオーディオ側にAUX端子がない、またはBluetoothに対応していない場合は、スマホを車で再生する残された手段として有効です。
なぜかというと、FMラジオはどんな車でも聴くことができるからです。
何を隠そう、我が家でのスマホとの接続はこのFMトランスミッターを使用しています。
この機種は、FMトランスミッターをシガーソケットに差し込むことで電源が供給され使用することができます。また、USBポートも3口備えているため、スマホの充電を行いながら再生することもでき、長時間稼働も安心です。
機器とスマホとの接続はBluetoothで行い、機器とカーオディオの接続はFM電波で行う流れになっています。下写真のようにFMの周波数を合わせます。
Bluetooth
カーオーディオ側が対応していれば、そのままスマホ等とBluetoothでつなげて音楽を聴くことができます。
これが可能であれば、スマホの音楽を車で聴く方法としては最強だと思います。
なぜかというと、ケーブルも不要、音質も問題ないためです。最初だけペアリングを行えば、めんどくささもそれほどありません。
まとめ
車で音楽を再生する方法について、時代の変遷を振り返りながら、現代の主流を多少深掘りいたしました。
振り返って見ると、音楽を再生する方法の進化に伴い、聴き方のスタイルも大きく変わっていることを改めて感じました。
一昔前は、録音できる曲数も少ない、車内に持ち込める媒体(カセット、CD等)の数も限られる…などの環境もあり、1曲1曲を繰り返し、大事に聴いていたように思います。
頭出しも出来ないため、色んな曲を一通り聴くことで、色んな曲に出会える、そんな経験も多かったと思います。
ただこれは懐古主義ですね。テクノロジーの進化で確実に便利で快適になっていることは確かですから。
これからもどんどんスタイルは変化していくと思いますが、柔軟に対応して、ドライブシーンを快適化していきましょう。
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