動画や雑誌、ゲーム、そして化粧品やバックに至るまで、世間ではサブスクリプションサービスが花盛りです。
そんな”一定期間における課金制サービス”は音楽の世界でもだいぶ浸透してきています。代表的なものは音楽の聴き放題サービスですよね。
ただ聴き放題以外にも、意外なサービスがサブスクとして利用できちゃうんです!
今回は音楽の世界におけるサブスクリプションについて、どのようなサービスがあるのか徹底的にご紹介します!
音楽関係のサブスクリプションサービス
音楽関係でも様々な分野でサブスクが利用できるようになってきました。主なカテゴリーは次のとおりです。
- 音楽を聴く
- 楽譜
- ライブ
- 楽器
- 音源・サウンド
- 音楽雑誌
①音楽を聴く
音楽関係のサブスクリプションサービスの代表格といえば、現在まさに群雄割拠状態になっている聴き放題サービスでしょう。
各社のサービスとも、低価格な月額料金で数千万曲もの楽曲が聴き放題という枠組みは共通していますが、それぞれプラスアルファの強みがあったりします。
本記事の趣旨はあくまでサブスクリプションサービスの種類をご紹介するものですので、個々のサービスの掘り下げは行わず、概要を中心とりまとめます。
サービス名 | 曲数 | 月額 |
spotify | 5,000万曲 | 980円 |
Apple Music | 5,000万曲 | 980円 |
AWA | 5,300万曲 | 960円 |
LINE MUSIC | 4,500万曲 | 960円 |
HMV music | 4,000万曲 | 980円 |
Amazon Music Unlimited | 6,500万曲 | 980円 |
Google Play Music | 3,500万曲 | 980円 |
レコチョク | 1,000万曲 | 980円 |
曲数には差はありますが、月額料金にはほとんど差がありません。
料金や曲数に大きな差はないとして、その他の特徴はどうでしょうか。簡単に各サービスの特徴に触れてみます。
- spotify
シャッフル再生限定だが、無料プランでも4,000曲が聴き放題 - Apple Music
itunesで楽曲を一括管理 - AWA
ARTISTプランで狭く深くをお得に聴く - LINE MUSIC
料金の安いベーシックプランあり - HMV music
HMVのバイヤーがまとめたプレイリストを聞くことができる - Amazon Music Unlimited
プライム会員なら月額780円 - Google Play Music
Google Play Musicのサーバに手持ちの楽曲をアップして聴ける - レコチョク
JPOPに強い
上記のうちAmazon Music Unlimitedの深堀記事はこちら。Amazonユーザならもっともお得に利用できる聴き放題サービスですので、1か月無料体験がおすすめです!
②楽譜
クラウド型電子楽譜サービス「カノン」
株式会社ファン・タップが運営するクラウド型電子楽譜「カノン」は、月額480円(又は840円)で、一定数の楽譜を購入できるサービスです。
ピアノを弾かれる方は楽譜を購入する機会がよくあると思いますが、現在では「ぷりんと楽譜」のように欲しい楽譜を1曲単位でダウンロード購入できるサービスもあるため、だいぶ楽に入手できる環境にあります。
ただ、楽に購入できるもののそれが頻繁だと手間もかかるし割高にはなりますね。
そこでおすすめしたいのが、一定期間内にまとめて楽譜購入できるクラウド型電子サービスの「カノン」というサービスです。
カノンのサービス内容は次のとおりです。
- 楽譜単体でも購入できるが月額プランがお得
・ベーシックプラン 840円/月
・ライトプラン 480円/月 - 自分で好みのキーに移調して購入できる
- 購入できる曲は3000曲以上。最新の曲も多い
- 一度購入した楽譜はマイスコアとしていつでもWEBサイトからDL可。使用する端末が変わっても問題なし
カノンの特徴は月額プランが用意されている点です。
楽譜単体では240円~480円程度の価格設定ですが、月額プランのベーシックでは月840円で6曲まで購入可能、つまり1曲あたり140円です。(ライトは480円の月3曲で1曲あたり160円)
いろんな曲を弾いてみたい!…というニーズには非常に助かりますね。
購入した楽譜は自分で好みのキーに移調できるというのもポイント。例えばなるべくシャープやフラットが付かないキーで弾いてみたい、という場合はキーCに移調したりということが簡単にできます。初心者には助かりますね。
移調の設定画面は以下のとおりです。キーを指定してPDFでダウンロードすると入手できます。
カノンを上手に活用するコツは、欲しい楽譜を集中的に購入することです。
例えばベーシックプランであれば月に6曲分の楽譜を購入することができますので、そこで集中的に購入して月額プランを解約します。
月額プランを解約しても会員であれば、いつもでWEBサイトの「マイスコア」から購入した楽譜を閲覧・印刷することができます。
そして、また必要になったら月額プランを申し込めばよいのです。ちょっとの手間をかけるだけでとてもお得に利用できるのです。
③ライブ
ライブ行き放題!Sonar-u(ソナーユー)
株式会社ソナーユーが運営するサービス「Sonar-u」は、月額1,600円でライブ行き放題になるというものです。
こちらのサービスを紹介する前にこちらのグラフをご覧ください。
こちらはライブ・コンサートの市場規模の変化を示したグラフですが、ここ近年でグッと伸びているのが分かります。
反対にCDなどの音楽ソフトの売り上げは減少傾向にあります。(ストリーミングなどは逆に伸びていますが)
つまり音楽の楽しみ方が、より体験・体感できる方向にシフトしてきているのです。
そのような現状を踏まえると、Sonar-uは時流に乗ったサービスといえるかもしれません。
Sonar-uのサービスの特徴は以下のとおりです。
- 月額1,600円のライブ行き放題(全国150のライブハウス等が対象)
- サイトに登録されているライブを申し込み、送信されたメールを見せるだけで入場可能
④楽器
ヤマハ「音レント」
ヤマハの「音レント」は様々な楽器を豊富なラインナップの中から選択し、月額料金でレンタルできるサービスです。
楽器演奏を始める際のハードルの一つは、まず楽器を揃えることです。
なんていう悩みは、特にお金のあまりない学生さんには多いと思います。せっかく何かを始める機会が訪れているのに、お金の問題で始められないのは避けたいですね。
このような方にとって、楽器レンタルサービスである「音レント」は音楽を始めるとっかかりとして非常に良いサービスでしょう。
レンタルできる主な楽器とひと月あたりの料金は以下のとおりです。
楽器 | 料金/月 |
バイオリン | 1,800円~ |
エレキギター | 2,300円~ |
エレキベース | 3,100円 |
電子ピアノ | 2,300円~ |
シンセサイザー | 3,000円~ |
エレクトーン | 4,100円~ |
電子ドラム | 4,100円~ |
上記のほか管楽器も豊富にそろっています。楽器自体は中古や新品、グレードも選べますので、ここに記載している金額は一例ですが、かなりリーズナブルだと思います。
また、レンタルしつつも気に入ったらそのまま購入することも可能です。この場合はそれまで支払っていた月額料金が充当されます。
ということで、音レントのサービス内容は次のとおりです。
- 手頃な月額料金で楽器をレンタルできる
- 楽器の種類、新品or中古、グレードを幅広く選択できる
- 気に入ったらレンタル中でも購入可能
- 自宅用の防音室のレンタルもできる
⑤音源・サウンド
Roland Cloud
Roland Cloudは、音楽制作用のソフト音源が使い放題になるサービスです。
Rolandの歴史を彩ってきたシンセサイザーの名機。その当時の音を復刻したソフト音源を利用できるという斬新なサービス。
D-50、JUNO-106,JUPITER-8といった伝説と呼べる名機。リズムマシンでは同じく伝説のTB-303など50種類以上の音源が使用可能とのことです。
Roland Cloudのプランは下記の4種類
- Free
- Core
- Pro
- Ultimate
それぞれ、料金と使用できる範囲が異なります。
⑥音楽雑誌
オーディオ雑誌読み放題「ファイルウェブマガジンプレミアム」
音元出版が提供するファイルウェブマガジンプレミアムは、月額1,000円でオーディオ系の雑誌が読み放題になるサービスです。
音楽は音楽でも、こちらは「音楽を聴く環境」であるAV・オーディオに関する雑誌の読み放題サービスです。
主な特徴は以下のとおりです。
- 対象雑誌は「AVレビュー」「analog」「オーディオアクセサリー」「Net Audio」
- 今では手に入りにくいバックナンバーも読めてしまう
- 申し込みはAmazonのアカウントで簡単に完了
手頃な月額料金で楽器をレンタルできる
楽器の種類、新品or中古、グレードを幅広く選択できる
気に入ったらレンタル中でも購入可能
自宅用の防音室のレンタルもできる
気になった方はこちらでチェックしてみてください。
まとめ
音楽に関するサブスクリプションサービスについてご紹介しました。
曲にしても楽譜やライブにしても、単体の商品やサービスを購入するためには、ある程度の料金がかかりますから「いろいろ試したい」という場合にどうしても制約がありますね。
その制約の部分を、サブスクリプションはぶっ壊してくれます。
その部分一つとってみても、音楽文化の広がりや深みを追求するうえで、プラスに作用する動きだととらえています。
ただし、あまり利用していないのに月額料金だけ払い続けるなど、お金への意識が希薄になりがちな部分もあります。真に必要なサービスに加入するなど、利用開始や継続の判断はしっかり考えて有意義に活用していきましょう。
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