コード

【ピアノコードの勉強シリーズ 第4回】キーとスケールの関係 ダイアトニック・コードを解説

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コードの勉強シリーズ4回目です!
前回はコードの転回形について、
「転回形を覚えるとこんないいことがあるよ~」とか、「転回形はこんな感じで練習しましょー」といったお話でした。

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それらを踏まえ今回は、コードは個々でバラバラなわけではなく、実は「ダイアトニック・コード」という仲間内で集まっているよ、ということについて解説します。

「コード進行」にもつながってくる内容ですので、是非おさえていきましょう!

まずは「キー」と「スケール」について理解しよう

キー(調性)とは

まず、普段みなさんが一般的に聞いている音楽には「調性」というものが存在します。(無調音楽というものもありますが、ポップスやロック、ジャズなどにはまずあると思って結構です。)

ちなみに「調性」で検索すると次のような内容が示されます。

 

調性とは
音楽に用いられる各音が,なんらかの意味において中心音と従属的な音という関係を呈する場合に生じる,中心音と諸音間の秩序の体系をいう。

引用:コトバンク

 

…うーん、この説明だとちょっと分かりづらいですよね(苦笑)

すごーく平たくいうと、「ある音を基準にしたとき、使って違和感のないメロディやハーモニーを一つの仲間として集めたもの」といっていいと思います。

身近な例として学校の授業を思い出してみてほしいですが、きっと「ハ長調」とか「ホ短調」といった名称を習ったことあると思います。これが調性です。

ちなみにこの「ハ」とか「ホ」って何を指しているんでしょうか?これは以前の記事でも触れた日本語での音階の呼び方です。

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イタリア語 ファ
Do Re Mi Fa Sol La Si
日本語
ドイツ語 ツェー デー エー エフ ゲー アー ハー
C D E F G A H
英語 シー ディー イー エフ ジー エー ビー
C D E F G A B

はい、再度掲載しました、こちらです。
ドレミでいうとハ(日本語)=ド(イタリア語)、ホ(日本語)=ミ(イタリア語)でしたね。

つまり、ハ長調はドを基準した調性で、ホ短調はミを基準にした調性ということになります。

上記は主にクラシック音楽で用いる名称であり、ロックを始めとするポピュラー音楽では英語を使用することから、このブログでは英語に統一したいと思います。

調性 → キー
長調 → メジャー
短調 → マイナー

はい、上表に基づいて読み替えるとハ長調=Cメジャー、ホ短調=Eマイナーですね!
個人的にはこれがしっくりきます。

さて、冒頭で「使って違和感のないメロディやハーモニーの仲間」といいましたが、その仲間はどうやって決めているのでしょうか?

その答えがスケール(音階)というものです。

スケール(音階)とは

さて、スケールとは日本語で「音階」のことです。簡単にいえば「ドレミファソラシド」もスケールの一つであり、鍵盤でいえばこの位置ですね。

CメジャースケールCメジャースケール

この白鍵だけを使ってCから始まるスケールを「Cメジャースケール」といいます。
実際に音を聴いてみましょう。

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クセのまったくないドレミファソラシドですね!

 

さて、今度は一つ音をずらしてDから始めてみましょう。

DメジャースケールDメジャースケール

今度は黒鍵も出てきましたね。同じメジャースケールですが弾くポジションが少し異なります。

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ポジションは違いますがドレミファソラシドに聴こえますね

弾くポジションは異なりますが、実はあるルールに基づいて構成されているのです。そのルールとは、音程の間隔が次の並びになっているものです。

【メジャースケールの音程間隔】

全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音

ちゃんとそのルールになっているか、鍵盤で確認してみましょう。

Cメジャースケールの音程間隔Cメジャースケールの音程間隔

白鍵、黒鍵含めて鍵盤2つ隣が全音、鍵盤一つ隣が半音でしたよね。
とすると、確かにルールに基づいています。

Dメジャースケールはどうでしょうか。

Dメジャースケール音程間隔Dメジャースケール音程間隔

はい、こちらもルール通りです。

このように、始まる音を替えていけば、12通りのメジャースケールを把握することができますね。理屈はとっても簡単です♪

さて、一番基本的ともいえるメジャースケールの考え方をまとめたところで、手っ取り早くキーとの関連を説明すると「Cメジャースケールを使った曲のキーはCメジャーキー」となります。

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カラオケでキーを変えるっていうのは、使う音階を変えるってことですね。CよりDが高音の音階となります

もちろんCメジャーキーを構成するメロディはCメジャースケール以外の音も使いますが、あくまでCメジャースケールの音が基本となります。

  • メジャースケールとは、スケールを構成する7つの音の間隔が、全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音となっているものをいう。
  • あるスケールを基本とした曲のキーは、そのスケールのルート音を用いて表す。(例:Cメジャースケールを使った曲はCメジャーキー)

今回はダイアトニック・コードを説明するために、スケールのお話に触れましたが、スケール自体はとても奥深く、学ぶべきポイントも多いため、スケールについてはまた別記事で学習していきたいと思います。

ダイアトニック・コードとは

さあ、本日のメイン、やっとダイアトニック・コードまでたどり着きましたー!

いきなり答えですが、ダイアトニック・コードとは、メジャースケールの構成音のみを使ったコード群のことです。

さっそく具体歴を見ていきましょう。
先ほどのCメジャースケールの構成はC・D・E・F・G・A・Bの7音。これでトライアドコードを作っていくと次のコードを作ることができます。

構成音 コード
ルート 3度 5度
Dm
ルート 短3度 5度
E G B Em
ルート 短3度 5度
ルート 3度 5度
ルート 3度 5度
Am
ルート 短3度 5度
Bm♭5
(Bdim)
ルート 短3度 減5度

上記のC・Dm・Em・F・G・Am・Bm♭5の7つのコードがCメジャーキーにおけるダイアトニック・コードです。

同じ理屈で、ルートとなるスケールの構成音から3度、5度の音を積み重ねていけば、12種類のダイアトニック・コードを把握することができます。

実際に音を聴いてみましょう。CからBm♭5までを順番に弾いています。

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なんか最後の童謡みたい

とっても自然で違和感のない感じで聞こえると思います。これらのコードを適当に並べただけでも、童謡のような曲が作れると思いませんか?

また、曲の最後はキーとなるコード(この場合はC)で終わると終止感が得られるのが特徴です。

ポピュラー音楽のほとんどは、1曲の通じてほとんどをこのダイアトニック・コードを用いています。(ただし、100%ダイアトニックコードだと自然すぎて刺激がないので、ここぞというときはダイアトニック・コード以外のコードが登場します。)

  • ダイアトニック・コードとは、メジャースケールの構成音のみを使って作られるコード群の名称
  • ポップスやロック等のポピュラー音楽では、基本的にダイアトニック・コードを使って曲が作られている

まとめ

今回は「ダイアトニック・コード」という相性が良いもの同士のコード群を解説してきました。

本文の中にもあるとおり、ダイアトニック・コードは一般的なポピュラー音楽の中で使われる基本となるコードであるため、バンドでコピー曲をやるにしても、オリジナル曲を作曲するにしても、すごく基本的な知識となります。

このコードを土台にしたうえで、コード進行やリズムを工夫することにより様々な曲が生まれるわけです。

理屈的なお話は今回説明したとおりですので、是非その他のキー(できれば12キー全てが理想ですが)におけるダイアトニック・コードも練習してみてください。