こんにちは、カフェランです。
日本には本当に色んな記念日があります。なんなら、毎日が何かの記念日なんじゃないかってくらい記念日が制定されています。日本の記念日一覧 wikipedia
日本の記念日の認定、登録、広報活動等は一般社団法人 日本記念日協会で行われています。
8月29日は「ターミネーターの日」なんてのもありますよ。映画の中でAI「スカイネット」が目覚めた日だからのようです。
そんな記念日ですが、以前「音楽の日」の記事を書いたように、音楽(楽器)に関するものも数多く制定されているのはご存知ですか?

今回は、楽器に関する記念日にはどういうものがあるのか、そしてその由来などを知ることで、より音楽に親しむきっかけ作りの思いを込めて特集したいと思います。
楽器に関する記念日一覧
4月4日 ピアノ調律の日

由来
ピアノ調律の日は、1994年に日本ピアノ調律師協会が定めたものです。
元々調律の基準音はAという音です。(ドレミでいうとラの音ですね。)
Aという音は440Hzの周波数ですので、440Hz→4月4日が調律の日にふさわしい…となったわけです。
語呂合わせ系です
イベントなど
島村楽器の主催で毎年「ピアノの解体ショー」が開催されています。
このイベントは、実際にピアノを解体しながら、普段は見ることのない「ピアノの仕組み」や「ピアノの歴史」をご紹介していくものです。
6月1日 ソロギターの日

由来
ソロギターの日は「日本全国でソロギターの音楽やライブに触れる機会を作ろう!」をコンセプトに、2012年、ソロギタリストの城 直樹氏が中心となり制定されました。
肝心の由来ですが、ギターの弦は6本です。そのギターを一人で演奏するのがソロギター。6本弦を一人で…というところからの6月1日というわけです。
ちなみにギターは、バンドの中の1メンバーとしてバッキングやギターソロを弾く、または、誰かの歌の伴奏、または自分で歌いながら伴奏(弾き語り)…といったところが、一般的な演奏スタイルです。
ソロギターの場合は、ギター1本のみでメロディ、ベース、リズムを奏でる奏法で、歌や他楽器の伴奏等はありません。日本では押尾コータローさんのスタイルで有名ですね。
押尾さんはアコースティックギターですが、エレキギターでは元東京事変の長岡亮介さんがライブでソロギターを披露してくれます。
クラシックギター出身の村治佳織さんも、まさにこのスタイル…っていうか第一人者ですね。
個人的には、メタルで速弾きバシバシ決めるよりも、スタイルとしてはある意味難易度高いと思っています。
イベントなど
そのソロギターの日には公式サイトが用意されています。
このサイトでは、各地で開催されるライブ情報等が掲載されています。
6月6日 シニアピアノの日

由来
シニアピアノの日は「ピアノを習いたいシニアの方の背中を押し、リタイア後がピアノで幸せな日々になること」を願い、日本シニアピアノ教育研究会が中心となって制定されました。
由来ですが、昔から楽器の稽古は6歳の6月6日から、と言われていることにちなみ、66歳の6月6日を「シニアの方がピアノ学習を開始する日」としたものです。
ちなみにこの6月6日…実は「楽器の日」でもあるのです。楽器の日については、以前記事にしましたが、結局この日は、楽器全般を始めるのにきっかけとなる日…と言えます。

そして、シニアのみなさんが楽器を始めることで、「余暇の充実」や「やりがい」といったものが生まれるのと同時に、脳の活性化にもつながることがわかっています。

こういった点から見ても、ピアノを始める出発点として意義のある日だなと思います!
イベントなど
日本シニアピアノ教育研究会の主催により「趣味で楽しむピアノ交流会」が開催されています。
こちらの参加資格は、
- おおむね66歳以上の方
- 上手下手に関係なく、ピアノに挑戦している姿に暖かい拍手を遅れる方
となっています。ピアノ上達のためには「人に聴いてもらう」というのが大きな効果になります(そのために練習に力を入れますからね)が、一方で緊張から不安になったりもするものです。
このようなアットホームな場が提供されていれば、そのあたりのハードルも下がりますね。
7月6日 ピアノの日

由来
ピアノの日は、1823年7月6日、この日初めて日本にピアノが持ち込まれたことに由来し、記念日として制定されました。
持ち込んだ人はドイツの医師シーボルトです。鎖国時の日本で医師をしていた人で、「シーボルト事件」でも有名ですね。
シーボルトが持ち込んだピアノは「スクエアピアノ」と呼ばれるもので、現在も山口県熊谷美術館で当時のまま保存されています。
ちなみに、このスクエアピアノ、現代のグランドピアノやアップライトピアノとも異なり、鍵盤数も随分少ないものでした。
スクエアピアノに関しては、こちらの記事でも触れていますので、ご参照ください。

イベントなど
特に公式のイベント等は内容ですので、「ピアノの日」に関するツイートをご紹介!
おはようございます。
1823年(文政6年)の今日、
ドイツ人医師シーボルトが日本に初めてピアノを持ち込んだそうです。日本のピアノ製造はピークの4分の1以下、
今は中国がピアノの最大の生産国になっています。みなさん良い一日を!🍑 pic.twitter.com/K0FKDRpN4A
— バラ@アイスコーヒー校長 (@be_contented) July 5, 2019
楽器のヤマハさん事案なのに何故かコメントさせていただきました。#ピアノの日
ヤマハ本社で見つかった横断歩道が斬新
「歩くだけで楽しそう」
「猫ふんじゃったを踏みたい」
と好評 – ねとらぼhttps://t.co/fvVVYexm6U— ヤマハ バイク (@yamaha_bike) July 6, 2019
「ピアノ」って実はすごい楽器だと知っていましたか?
ピアノはたった1台で、オーケストラで使用される全ての楽器よりも広い音域を演奏できることから「楽器の王様」と呼ばれています👑
高音はピッコロよりも高く、低音はチューバよりも低い音を奏でることができるんです🎹#ピアノの日 pic.twitter.com/kqPbSqP2O7— LOVE MUSIC(Sony jpn) (@LOVEMUSICSonyJp) July 6, 2019
8月8日 鍵盤の日

由来
鍵盤の日は、鍵盤の数が88鍵あることにちなみ、現在では解散しているピアノヴォーカルユニット「ナチュラルハイ」が記念日申請し制定されました。
イベントなど
一般社団法人「100万人のクラシック」が主催する「8月8日は鍵盤の日。100万人のクラシックライブ」が開催されました。
このイベントは「至近距離で才能あふれる若手演奏家の奏でる音の振動を感じてみませんか」をコンセプトに、全国各地で年間100万人の聴衆を目指しているものです。
昨日は福田会にて100万人のクラシックライブ🍀ありがたいことに満員以上のお客さまにいらしていただき、皆さまの熱気を感じながらのコンサートでした😳🔥
一緒に弾いてくれた神谷くんとは5月25日にも共演します♩とても楽しいメンバーで今から楽しみです☺️こちらも是非いらしてくださいませ!! pic.twitter.com/uj5Nm3dMS0— 岡本梨紗子 (@risakocello) April 15, 2019
クラシック音楽に関心がなかった人に向けたコンサート「100万人のクラシックライブ in 東横INN博多口駅前」開催。詳細こちら→ https://t.co/wky2AbXETh pic.twitter.com/E1htOxX6ap
— 福岡のニュース (@TwitFukuoka) June 22, 2019
10月10日 ドラムの日

由来
ドラムの日は、「ドラムの楽しさをもっと多くの人に知ってもらい、ドラマーが盛り上がる日になってほしい」という目的の元、2017年にリットーミュージックの「リズム&ドラムマガジン」が記念日申請をして制定されました。
日付の由来は、10と10を「1(スティック)0(太鼓)1(スティック)0(太鼓)」として、両手のスティックでドラムを叩いている姿に見えることから決められました。
実際のところ、2015年11月11日に「ベースの日」が制定されたことがきっかけで、「おい!、ドラムの日はなくていいのか!?(想像)」…という声があちこちであり…ってとこがホントのところのようです。
イベントなど
2019年はリットーミュージックの主催で公式のドラムイベントが3日間に渡り開催されます。
- DRUM DAY1 LIVE&CLINIC(10/9)
- DRUM DAY2 ACTION(10/10)
- DRUM DAY3 LIVE&CLINIC(10/11)
11月11日 ベースの日

由来
ベースの日は「ベースという楽器を通して、音楽とふれあえるきっかけをもっと作っていこう!」という願いの元、2013年にJ-WAVE内の番組でベーシストの亀田誠治さんが提供し、「ベースの日制定員会」の申請により2014年になって正式に制定された日です。
日付の由来は、ベースって弦が4本ですよね。ベースを縦に起こすと…そうまるで1111と1が4つ並んでいることから、11月11日というわけです。
イベントなど
ベースの日は「The Bass Day」なる公式サイト、公式ツイッターまであります。
公式サイト The Bass Day
公式ツイッター The Bass Day
この中でイベントや活動状況について掲載されています。毎年開催される「The Bass DayLIve」。2018年は”ひなっち”こと日向秀和や、Kenken、亀田誠治、草刈愛美(サカナクション)など、豪華メンバーが出演しています。
まとめ
おさらいです。
4月4日 | ピアノ調律の日 |
6月1日 | ソロギターの日 |
6月6日 | シニアピアノの日 |
7月6日 | ピアノの日 |
8月8日 | 鍵盤の日 |
10月10日 | ドラムの日 |
11月11日 | ベースの日 |
半数以上がゾロ目ですね…覚えやすい!
記念日は「知られてなんぼ」です。
今はSNSで個人が気軽に情報を発信できる時代ですので、是非、各記念日付近で気軽につぶやいたりすることで、もっと知られて、楽器に興味をもつ人が増えると思うのです。
世の中が盛り上がってくれば、よりライブが開催されたり、イベントが増えたりと、音楽を好きな一人ひとりが恩恵を受けることができます。
是非、記念日を広げて、音楽全体を盛り上げましょう!
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